▼エプソムカップ2020 梅雨時期激走に欠かせない『戦法転換』とは?

週末は全国的に重馬場決定で

梅雨が始まったと思ったら、いきなり部屋の中がジメジメーっとするもんですね。自分が住んでいる地域は年中湿気が少なめのはずなんですが、この時期だけはダメなようです。

ということで今週末の競馬はヒドい馬場で行われることが決定的に。本日紹介する歴戦の古馬勢はまだいいんですが、心配なのは2歳馬たちですよね。重馬場で走った後は、いいことなんてひとつもありませんから。

さて過去20年のエプソムカップで稍重〜不良馬場のときに、どんな馬たちが走っているのか見ていきましょう。


○18年 重1.47.4 サトノアーサー2(メイS3着追い込み→先行) ハクサンルドルフ4(新潟大賞典8着追い込み) グリュイエール5(府中S勝ち先行→差し)
▼ダイワキャグニー1人気14着(メイS勝ち差し)

○07年 稍重1.48.3 エイシンデピュティ5(OP勝ち逃げ→先行) ブライトトゥモロー2(新潟大賞典勝ち差し) サイレントプライド1(新潟大賞典2着先行)
▼デアリングハート3人気9着(Vマイル3着先行)

○06年 重1.49.2 トップガンジョー7(OP3着先行) グラスボンバー3(新潟大賞典7着差し) マチカネキララ1(OP3着差し)
▼クラフトワーク2人気11着(中山記念12着差し→追い込み)

○04年 稍重1.47.9 マイネルアムンゼン3(新潟大賞典勝ち先行) ダンツジャッジ2(安田記念8着追い込み→差し) ワールドスケール1(OP3着差し)

○03年 稍重1.47.7 マイネルアムンゼン1(府中S勝ち先行) ローマンエンパイア3(京王杯SC6着追い込み) エーピーグリード18(新潟記念15着逃げ)
▼2人気トレジャー6着(OP勝ち差し)

○00年 不良1.49.5 アメリカンボス1(新潟大賞典2着差し→先行) ダイワテキサス12(新潟大賞典13着追い込み→差し) レガシーハンター5(OP4着差し)

【勝ち馬の優先祖先】
祖母Nureyev’s Girl〜ヌレイエフ
(母系ダ)
(Oil Capitol ダ?)
ペンタイア?
My Dear Girl(ダ・マイル)

【人気で負けた馬の優先祖先】
トリプルワウ(芝ダ・マイル)
(サンデー系)
母ワーキングガール(芝短〜)
Round Table(芝ダ中)

血統には傾向らしい傾向ってないんですけど、ひとつ気になるのが

●前走とエプソムカップ当日の位置取りが大きく変わっている馬が多い

ことなんですね。

つまり前走でちょいと位置取りが悪くなって脚を余したり、先行する持ち味を活かせなかった馬が、このエプソムカップでは(その反省を活かして?)スッと先行勢にとりつくっていうパターンです。で人気を裏切った馬の中には、エプソムカップでさらに位置取りを悪くした馬なんかもいて、重馬場でこれをやっちゃうとやっぱり厳しいです。

基本歴代のエプソムカップで好走するのは、馬場によらず人気によらず、すべて先行馬です。しかし当日先行する馬っていうのは、簡単に予想できるようで陣営や騎手の思惑ひとつで変化しますので、ならば「絶対先行型」よりは「今回先行型」の変化枠を狙いたいんです。

前走明らかに「ヘグった」先行勢を探せ

そこで今年のメンバーを見直すと、1、2頭変わり身を見込みたい馬がいます。

まずはギベオン(牡5・父ディープ)ですね。

この馬にさほど切れる脚がないことは知れ渡っていますので、鞍上2度目の岩田望来クンは前回毎日王冠時ではちゃんと先行しています。しかしいま映像を見返しても、やっぱり新潟ではゲート出てすぐにグッと手綱を抑え込んでいます。

総合するにギベオンのベスト舞台はここ左回りの千八ではなかろうかと思います。二千は一流馬に混ざるとちょっと長いし、かといってマイルで突き抜けるスピードはない。毎日王冠も同条件ですが、いかんせん出走馬のレベルが違いすぎますので、ここ数戦は我慢して10Fを使った。陣営も距離が少し長いことは承知している。そこで直線長い新潟では岩田クンに珍しく「控えろ指令」が出ていたのかもしれません。

ふふ、無駄な詮索はここまでにして、とにかく脚質の変わり身という点では今回のギベオンほど期待値大の馬はいません。時計のかかる馬場で先行策さえかなえば、まだやれる馬のハズです。

もう1頭はサラキア(牝5・ディープ)ですね。

この馬はもう何回も推奨したことがありますが、どうも歯がゆい。ハッキリ言ってこの馬にも速い脚がありません。ないけど一定のスピードでストレッチ走法を続けることはできます。そういう馬が前走小回りのフルゲート戦で初手10番手以降からレースを進めると、どうしたってああなりますわね。

いや戦法が間違っているんじゃありません。現に勝ち馬のフェアリーポルカも同位置からスタートしてますし。ただあの2頭の着差こそが小回り適性と速い脚の差、なんですね。もう1列でいいから前を先行してほしかった。

ドイツ系の母系ですから、少しくらいの渋化は我慢します。(過去乗った騎手は皆時計のかかる良がいいといいますが)ぜひ今一度先行していいところを見せてほしい馬です。

そして最後に前走のパフォーマンスという意味で注目しておきたいのが、マイネルファンロン(牡5・父ステイゴールド)です。

前走の福島民報杯では重馬場ながら(343〜377)という超ハイペース戦が繰り広げられ、それを超強気の3角先頭!!!まくりで先頭に立ち、同僚?のマイネルサーパスの勝利をお膳立てした馬、それがファンロンなんであります。

2着のドミナートゥスもファンロンに続く4角2番手で通過しての粘り込みでこれも強いんですが、彼は条件戦をほぼ満点の(4300)で卒業した素質馬ですから、比較したってそう劣るもんじゃあない。どん尻から突っ込んでハナ差のレッドローゼス(これも以前推奨しましたっけ)よりは堂々の高評価です。

しかも本馬は3歳時の東京フリージア賞でギベオンと1、2着。彼が来れる流れならきっとこっちも来ます。時を経ても同じ的を向いた2本の矢ということで、どっちか当たってくれないかな。もちろん先行しないと一文の値打ちもありませんが。

陣営の本当の狙いはこの後に控える昨年2着のハンデ戦函館記念かもしれませんが、賞金は変わりませんので、そんなこと言わずに稍重の府中で行きがけの駄賃かっさらっていってほしいです。

▼エプソムカップ2020 梅雨時期激走に欠かせない『戦法転換』とは?」への5件のフィードバック

  1. すみません。
    問い合わせの場所がわからなかったので、ここから失礼します。

    シルク2019募集馬の関東厩舎の所の

    フィロンルージュの18の所なんですが、

    スカーレットレディはサンデーサイレンスの
    0活性なのでしょうか?
    8歳と2カ月未満なので、MAXかなと思いました。
    出資したので気になっております。

    最近にこの計算を知ったので僕が間違いかもしれません。間違っていたらお許し下さい。

    ドルメロチャンネルが大変参考になり感謝しております。

    1. ロッキーさん、いつもご視聴ありがとうございます。

      スカーレットレディは、「スカーレット一族」のキーとなる牝馬ですよね。
      この場合注目したいのは、スカーレットレディ誕生のためにサンデーが「種付けされた日」です。
      誕生日はあくまで種付け日推測の手がかりに過ぎません。

      Sレディの誕生日5月10日は確かにサンデーの満8歳2か月内と言えますが、重要なのは受胎の日であり、誕生日から推測するに(馬の妊娠期間は11か月なので)種付けは6月10日頃と推測できます。よってゼロ活性です。

      推測ならここまででいいのですが、正確な日を求めるなら、ジャパンスタッドブックのサイト(紹介動画もあります)を見ると、94年6月3日種付けとありますので、ここからもサンデーの満8歳2か月を過ぎた種付け、つまりゼロ活性だったことがわかります。

      今年デビューの2歳産駒をお持ちなんですね。
      楽しみですね。

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