▼桜花賞2020出走馬で見る種付けサイクル 牝馬はどこまで影響を受けるのか

枕がないと話を始められない末期の落語家症状

みなさんは「Clubhouse」という新しいSNSをご存じだろうか。

私は昨日の日経記事で初めて知ったのだが、なんでも音声版Twitterというふれ込みで、文字ではなく会話や音声のやり取りだけで成り立つSNSだという。

特徴としては

■あくまで音声チャットを気軽に聞くのがメイン
■話し手と聴き手が自由に入れ替われる
■基本的には顔出し実名制
■招待制のルームあり
■アーカイブ機能なし
■コメント機能なし

そして今のところこれをマネタイズするような仕掛けもない。

常々YouTubeつまり動画だけが発表の場ではないと感じている私にとっては、音声コンテンツならオッサン向きだし、何より聴衆を囲い込めるのもいい。こういう怪しい?ニッチな血統の話をコソコソするにはもってこいのツールかもしれない。

そして配信主側にとっては、聴衆もほぼ実名制というのが公平感があっていい。

ただし今のところこのサービスは「招待制」で、誰もがおいそれと入っていけないし、iOS限定サービスだし、将来的にはマネタイズの仕組みも導入するとかで一気に金クサいSNSになるだろうとは思うが、私は少しの間これに注目しておこうと思う。おそらくはYouTubeもTwitterも似たことをするに違いないけれど。

将来的には、クラブの募集が始まる直前に「前夜祭」のような特別プログラムを数十人のよく知る招待「ドルメロ」関係者だけで開くのも楽しいかも。

ではでは牝馬たちの種付けサイクル例をご覧いただこう

本日のお題は「桜花賞2020出走馬たちの種付けサイクル」である。

桜花賞2020出走馬 種付けサイクル(入着順)

①デアリングタクト(1回目 自然チャンス)
②レシステンシア
 16.3.18 ミッキーブラック生
 16.4.12 ダイワメジャー種付け(薬剤?)
 16.4.17 1回目チャンス(↑)
③スマイルカナ(木田牧場産)
 16.3.13 エイシンホクサイ生
 16.4.13 ディープ種付け (=1回目 自然チャンス4.12)
④クラヴァシュドール 空胎後
⑤ミヤマザクラ
 母ミスパスカリ 01.3.5 2.19〜4.19
 16.3.11 ボスジラ生
 16.4.10 1回目チャンス
 16.4.19 母の良いサイクル開始
 16.5.1 2回目チャンス
 16.5.22 3回目チャンス
 16.6.2 ディープ種付け(薬剤?)
 16.6.12 4回目チャンス(↑)
 16.6.19 母の良いサイクル終了
⑥サンクテュエール
 16.2.19 シェドゥーヴル生
 16.3.14 オルフェーヴル種付け(薬剤?)
 16.3.21 1回目チャンス(↑)
⑦フィオリキアリ 初仔
⑧マルターズディオサ 空胎後
⑨エーポス
 母ストライクルート 10.3.4生 2.18〜4.18
 16.2.29 カイザーミノル生
 16.3.30 1回目チャンス
 16.4.18 母の良いサイクル開始
 16.4.20 2回目チャンス
 16.5.11 3回目チャンス
 16.5.24 ジャスタウェイ種付け(薬剤?)
 16.6.1 4回目チャンス(↑)
 16.6.18 母の良いサイクル終了
⑩リアアメリア
 母リアアントニア 11.4.4生 3.18〜5.18
 16.1.7 リアオリヴィア生
 16.2.6 1回目チャンス
 16.2.27 2回目チャンス
 16.3.18 母の良いサイクル開始
 16.3.20 3回目チャンス
 16.3.25 ディープ種付け(自然?)
 16.4.11 4回目チャンス
⑪チェーンオブラブ
 16.4.6 トゥルボー生
 16.4.29 ハーツクライ種付け(薬剤?)
 16.5.6 1回目チャンス(↑)
⑫マジックキャッスル
 16.3.13 マジックリアリズム生
 16.4.3 ディープ種付け(薬剤?)
 16.4.12 1回目チャンス(↑)
⑬ケープコッド
 16.3.20 ベイオブコトル生
 16.4.14 ダイワメジャー種付け(薬剤?)
 16.4.19 1回目チャンス(↑)
⑭インターミッション 初回発情
⑮ヒルノマリブ 空胎後
⑯ウーマンズハート 空胎後
⑰ナイントゥファイブ 初回発情
⑱ヤマカツマーメイド
 16.3.3 ヤマカツルビー生
 16.4.2 1回目チャンス
 16.4.23 2回目チャンス
 16.4.26 カナロア種付け(=自然?)

自然サイクル説が有力な2頭の牝馬を語る

まず上位入線馬で気になるのは、スマイルカナである。

本馬はセレクトセール1歳市場税込み約6000万円で落札された岡田総帥の持ち馬だが、優先祖先がサンデーの父似産駒で、もし月のサイクルが表、自然サイクル日の種付けだとして、繁殖入り後の使いやすさも含めたら、これは牝馬6000万円でもむしろお買い得だったかも。

1歳当時から馬体は小さかっただろうから、岡田総帥でなければ見えない良さがあったにしても、ディープ牝馬の6000万円は掘り出し物に近いなあ。これがセリ(とくにセレクト)に出るならやっぱり目を付けたい1頭。

生産は「木田牧場」さんなのだが、実はスマイルカナの牝系を見てわかるとおり、祖母キャタリナということはあの名馬エイシンヒカリの生まれ故郷でもある。そしてエイシンヒカリも調べるとまた「自然サイクル日」での種付けとなっている。

木田牧場さんからは他にもカワキタエンカ等の重賞勝ち馬が出ているが、彼女には薬剤使用の種付けも行っており、生産の全部が全部、自然サイクルではない。だからこそ牧場の看板牡馬牝馬2頭がいずれも「自然サイクル日受胎」だという点に畏敬の念を抱くのである。

そしてやはりリアアメリアについても触れておかねば。

本馬は母の良いサイクル開始後最初のチャンスから5日後という、すごく迷う日にちでの種付けで、これは薬剤にしろ自然にしろ、母には特異で突然の?発情が来たのかもしれない。5日前なら薬剤だろうが、5日後とはなぁ……こういう時は「自然かも……」という邪念が働くが、まあいずれにしろ迷う馬だ。

リアアメリアは生まれてすぐに牧場関係者の覚えもよく、クラブ募集当時やPOG界隈でもかなり有名な馬だったと記憶している。もしかしてそれは母の発情エピソードがあってスタッフに「自然に種付けした自然の仔」という想いがあったから噂が広まった……なんて邪推もしたくなる。

こういう人気先行の馬はあんまり好きじゃないけど、私は今回のデータを見てやはりリアアメリアはただの牝馬じゃないと再認識した。気性的に脆いところはあるのだろうが、素材はきっとG1級に違いない。

よって今年の桜花賞では、自然サイクル日の受胎牝馬2頭が上位に来ていたことになる。

動画の準備もしないまま楽しく毎日データを漁っているが(うわー!)、次回は枕の話をせずに、NHKマイルカップ2020とスプリンターズS2020の出走馬たちを見ていこう。

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