▼リンゴアメの次はシナモンスティック!? 新馬回想7.26

大荒れの新馬戦でフフッとなる馬見つけた

日曜新潟6Rの新馬戦では、③着以内にすべて10番人気以下馬が突っ込み、3連単で689万馬券が飛び出す大波乱に。そこで惜しい②着となったシナモンスティック(牝・父ジョーカプチーノ)は、ビッグレッドFの生産馬で母はマイネデセール、ということは昨年の函館2歳S勝ち馬リンゴアメの下にあたる馬である。

父はマツリダゴッホからジョーカプチーノに代わったが、相変わらずのアウト配合。それもそのはず、この牝系は相当古い活躍系で、順にカウアイキング、ギャラントマン、サンシーと代々配合され……ここでピンとくる方はスゴいけど……そう中島氏が明和牧場で配合の妙をみせたあのハワイアンドーン系なのである。

のちに中島氏は本馬の4代母ハワイアンドーンにファーザーズイメージを付け、見事に皐月賞馬ハワイアンイメージを作ってみせたが、そのドーンの初仔にあたるのが本馬の3代母メイワキミコ(父ギャラントマン)。グレード制導入前のスプリンターズSを連覇した稀代の快速馬で、今でいう持ち込み馬にあたる。

ウィキによればこの親仔にはもう少し面白いエピソードがあり、ハワイアンドーンは輸入して一度日本で血統登録をしてから、あらためて外国でギャラントマンを付けたという手の込んだ段階を踏んでいる。当時は持ち込み馬に出走規制があったので、それを逃れる手段だったと思われるが、こうすることで実際メイワキミコもオークスには出走可能となったという。

日本ではそのメイワキミコにまずファイントップ系!のサンシーが付けられ、母似のまま祖母メインディッシュが誕生、そして最後に活性値強いマイネルラヴが付けられ、父似の牝馬マイネデセールが誕生。配合上はここで競走馬として完成させようという意図が(ドルメロ流では)読み取れる。

よってハワイアンドーン系と言ってもその流れはマイネデセールで途切れており、以後はマイネルラヴの色が強い牝系として、どちらかといえば新しめのビッグレッドF系と考えるのが妥当だろう。

母マイネデセールはもう若くはないが、やはり2回目のMAX活性期に向け、ポンポンといい仔を出したようだ。月のサイクルを見ると、姉は表で文句なしだが、妹は裏にあたる。その分妹は、自然サイクル①回目種付け、29日付け、そして母のMAX活性とスピードを補う要素が満載で、この妹が芝を走ることの方が自分にとって、そしてクラブ馬を見る上でも、より興味深い事例だ。

シナモンスティックっていう名前もなんだかいい感じ。おそらくは父のカプチーノから連想したのだろう。姉のリンゴアメも牧場の方が名前を考えていたら、ちょうどお二方の意見が偶然「リンゴアメ」で一致したと、何かの動画で見たことがある。活躍馬というのはそういう導き方をされることがあるのかもしれない。

この夏、皆さんの持ち馬は順調ですか?

最近読者さんからよく持ち馬の活躍を教えていただいている。とくに現3歳、2歳世代は好調だと聞いているし、POGが絶好調という方もお見かけする。

これは少しずつドルメロ理論の成果が出ているのだろうか。いや確実に良い傾向であることは間違いない。

確かに馬主ライフは一朝一夕に結果が出るものではないし、また馬はすぐに転ぶし、ケガもする。だから理論をつかんだといっても焦らずに楽しんでほしいが、しかし何か大きなものを得る途上にいることは強く感じる。どうかおおらかな気持ちでその日を待ってほしいと思う。

……でもまずは1歳馬、抽せんに当たらなくちゃ話にならないってか? うーん、何かいい方法はないんですかね。

社台系のクラブがもうひとつくらいできても、現状に変わりがないのか、あるいはクラブのシステムそのものが古くなっているのか、持ち馬の活躍と合わせて、よかったらご意見お聞かせください。

シルクHCさんの販売も順調です。たくさんの方に買っていただき、本当にありがとうございます。皆さんのご厚意をむだにしないため、微力ではありますが、売り上げの中から馬たちの役に立つ事業に寄付することも考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

▼リンゴアメの次はシナモンスティック!? 新馬回想7.26」への8件のフィードバック

  1. ドルメロさん、おはようございます。
    2歳世代は矢作厩舎のレディベルが先陣をきってくれましたが、連闘も実らず悔しい結果となりました。ドルメロ理論のおかげで現3歳世代が素晴らしい結果を残してくれているので、ついつい勝手に期待値を上げたくなりますが、やはり欲をかいてはいけませんよね。
    まずは愛馬たちが怪我なく、躍動してくれる姿を楽しむ事が1番。
    残りの仔達の秋のデビューも楽しみに待ちたいと思います。

    一口界隈もセールに負けず劣らず、バブルが続いています。
    皆さんクラブ馬と一口ライフに何を求めるかによって、各個人がどのような形態が良いかは変わってくるのではないでしょうか?

    私の場合は抽選を避けられて、ある程度成績を残していて、冠名の付けないクラブという観点からユニオンを選びました。
    もちろんノーザン一強は良くない部分も多くあると感じており、日高の牧場集合系であるユニオンを選んだ理由の1つでもありますが、馬名も3世代で2頭も採用してもらえましたし、ドルメロさんのおかげもあって一口ライフをすごく楽しめています。

    個人的には社台系がこれ以上クラブを増やすと大きな歪みが、更に大きくなるのではないかと危惧しています。
    近年の休み明けでも好走できるスタイルを確立したのは、すごい事であると素直に思う一方で、各クラブ90頭の入厩制限から対応せざるを得なかった側面もあったのではないかと思っています。
    1頭あたりの年間出走回数は毎年減る一方、増え続ける大口、小口の会員さんを満遍なく満足させるための使い分けもノーザン一強を印象づけるばかり。会員数が更に膨らみ続ける結果を招いており、その結果が皆さん感じておられる欲しい馬が買えない流れに繋がっており、年間レース数からも既に限界に来ていると感じます。
    レース数が増えなければ賞金をいくら増額しても取れる数に限界があり、後はそのパイをどう取り合う、分け合うか、ですから。

    一口馬主DBのコラムでも、馬が買えない時代のクラブ掛け持ち戦略という記事がアップされていますので、有料会員のみが閲覧出来る記事にはなりますがこちらもご覧頂ければと思います。
    https://www.umadb.com/knowhow/data/d64/

    引退馬支援まで含めて扱うクラブが出てきても良いのでは?と思いますが、運営は大変でしょうし、馬を売るビジネスとはまったくの対極にあるので現実的ではないのかもしれませんね。
    クラブ馬のビジネスは過渡期にあるのは間違いありませんが、金融商品ですからどうしても出来ることには制約がつきものですし…

    1. ピーヤさん、情報ありがとうございます。

      確かにいま一口馬主クラブに何を求めるか、は個々の会員さんの大命題になりますね。
      「のんびり派」ではいまや馬も選べない、当たらない時代。
      かといって「掛け持ちがつがつ派」も成功する確証はない。
      ピーヤさんのように、「私は○○だからここを選んだ」というモチベーションがないと、放浪の旅は終わらないでしょうね。

      私もいつかは一口、と思っていたクチですが、今は「いつの日か自分の考えた配合馬を世の中に」の方が勝っているかな。
      そのために少しずつ動くつもりですし、これがより自分らしい競馬の楽しみ方かと思っています。

      皆さんに買っていただいた売り上げの中から、角居元調教師の引退馬プロジェクトに寄付を考えています。
      それが少しでも皆さんの思いの一端として表現できれば幸いです。

      1. 長文にて大変失礼しました。
        偉そうに書いてますが、私はブレブレです 笑
        サンデー、シルク、キャロットあたりで欲しい馬が自由に買えればなぁ、なんて思ったりもしますよ、やっぱり。

        クラブ募集馬の記事を書いていて思ったのは一口やりながらは難しい、辛いな、と。やはり自分の入会しているクラブ馬達は贔屓目で見てしまいがちになりますから。
        引退馬支援も馬を買う立場だと複雑な思いもあります。全ての馬を助けられる訳でもありませんが、少しでも出資する事で牧場さんやそこで働く方達の糧となる部分があるのも確かですから…。
        ドルメロ理論を活用するのは、せめて自分が出資する仔達には勝ち上がり、未来を切り拓ける力を持っていて欲しい、そういう気持ちが強くなっています。
        一方でスマッシャーのような馬と縁があって欲しいという思いと欲も、どこかで感じてはいますから、本当にブレブレです 笑

        いつか頑張って地方馬主資格を取って、ドルメロさんに配合をお願い出来るくらいになりたいです。まだまだ遠い話ですが、それが今の自分の(一口)馬主としての1つの目標かもしれません。

  2. おかげさまでクラブ馬POGが好調でなんとここまで3戦3勝という成績です。

    これがドルメロ理論の成果なのは間違いないのですが、最近はクラブ馬の活躍が目立ちすぎてるのかなとも思っていて。

    一口馬主をやってる身としては嬉しいですし私自身に全く損はないのですが、あまりにバランスが悪いと思わなくもなくて‥

    これでは個人馬主さんは大変だろうなと。

    話は変わってキャロットクラブはここ最近は毎年争奪戦という感じで思うように出資できないのが現状です。

    クラブを増やして欲しいという意見も確かにあるんですけど、個人的には抽選のシステム自体がやっぱり良くないかなと。

    申し込みに制限がないので(抽選対象馬は5口までという制限はあるけど)、何頭でも申し込もうと思えばできちゃうわけです。

    当たらないから皆多めに申し込む→抽選が余計に激化する

    負の連鎖です。

    個人的には申し込みに制限(5頭までなどの頭数制限)をしてどの会員にも全体的に行き渡るようにしてほしいのですが、もちろんこの意見に反対の会員もいますし全ての会員が納得するシステムはないということですね。

    今年も抽選システムは変わらないようなのでとにかくたくさん申し込んで予想以上に当たっても支払えるだけの資金力がある会員が有利になりそうです。

    1. クラブ情報、ありがとうございます。
      クラブライフに「抽せん」はつきもの。クジ運が必要なのは許すとして、一口クラブなのに「資金力」が必要っておかしいですよね。

      またクラブが膨張しすぎて、クラブ会員を満足させるために多くの「馬数」が必要になる、すると個人馬主に本当に素質馬が行き渡っているの? という疑問も浮かびます。

      このへんはいつか個人馬主さんの率直なご意見も伺ってみたいな。(どなたに?w)

      今回こんな記事を書いたのは、シルクHCやキャロットCさんにはどのくらい会員さんがいるのか、を調べていたからです。
      すると皆さん、そもそも人が多すぎじゃね?と書いている記事に多くあたったので。

      クラブも考え方が少し旧態依然としてるんでしょう。昔の馬主相手商売が抜けずに。
      新クラブがあっても、状況は同じになりますね。複数持ち会員が増えるだけですもんね。
      いや、貴重なご意見ありがとうございました。

  3. ドルメロさん
     初めてのコメントになります。動画配信をいつも楽しみにさせて頂いております。一口馬主を始めてまだ4世代目の若輩ではありますが、ドルメロさんの理論のお蔭で、7/24の新潟10Rにて出資馬のヴィジュネルが3勝目をあげました。
     彼はアウト配合で非ネアルコが2系統(自身で計算した優先祖先は母系4代前のLoss or GainでAckAckに繋がる)だった事から出資を決めましたが、既に8戦を消化し一度しか掲示板を外していない孝行息子です。彼を発掘できたのもドルメロさんの理論のお蔭、この場をお借りして御礼申し上げます。
     この先、シルク、キャロットと本命クラブの募集が続きますので、購入させて頂いたデータ一覧を眺めつつ、次の世代もヴィジュネルのような丈夫で強い仔馬を探したいと思います。
     これからも宜しくお願いいたします!

    1. なっきんさん、こんにちは。
      馬主4世代目でヴィジュネル引きは、ちょっとすごくないですか。
      先日は私の赤本推し馬、グレイイングリーンと1着同着でしたね。

      今調べたら、ヴィジュネルはスピードは裏判定ながら自然②、31日種付けで月の評価「C+」ですから、同世代のキャロットさんで言えばエフフォーリアと同じ評価。やっぱり裏も侮れないんですよね。
      しかもよく使えている! 一口冥利に尽きる瞬間ですね。

      シルクHCのデータ購入ありがとうございます。
      キャロットCも頑張って作りますので、今後ともどうぞよろしく。

      1. ドルメロさん
         早速のご返信コメントをありがとうございます。
        また、ヴィジュネルの月のイベント情報について、わざわざ再確認頂き感謝です。まさに今、ドルメロさんが注目されている裏判定でも月のイベントで復活のパターンだったのですね。ほんと、裏も侮れない実例ですね。
         ヴィジュネルはノーザン育成ではなく追分F育成だったにも関わらず、現在の成績を残している点にも注目しています。シルクやキャロットの募集馬で、ノーザン以外の育成は人気が無いので、馬個体になんらかの優位性、強調点があれば積極的に狙っていっても良いという考えで進めて見たいと考えています。
         引き続き宜しくお願いいたします。

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