▼セレクションセール2022の後日談とサマーセールについて 8.4

生存報告代わりにセール動画出してみました

先日さる競馬YouTuberが「忙しいよ!キャロット募集開始までがオレたちの超繁忙期だから」と言っていたが、それはドルメロも同じで実感としてよくわかる。9月まではずっとこんな調子で流されていき「オレの夏はどこへいった?」的な感傷とともに朝晩めっきり涼しくなるというのがここ数年の風物詩だ。

その忙しさにかまけてずっとブログを更新できず、ブログ上ではドルメロ生きていないんじゃないか説まで飛び出しそうな今日この頃。なにか近況をお知らせしたいとあえて制作したのが前回の「セレクションセール2022動画」である。

既報の通り1歳馬をお迎えするには至らなかったのだが、いろいろなことが起きた2日間。あれからさらにオーナーさんサイドから後日談も教えていただいたので、今回はその辺を補足しながら次開催サマーセール2022の準備についてもお伝えしていく。

プロから「待った」かかったもう1頭の本命馬

セレクションセールで私たちが本命と目していた牝馬にはご存じの通り「旋回癖」があり、結局JRAに買われていったのだが、実は牡馬にも1頭狙いの馬がいた。

その馬はさる個人の方がお買いになったので、これ以降実名等は隠して話を進めるが、生産者がちょうどオーナーさんとも縁のある方で、かつ実馬もまずまずの印象だったことから、確認のため懇意にされている別の牧場関係者の方へ「プロとしての評価」を聞いたとのこと。

プロとしての評価というのは、私たちも見ることができる外見、歩様等にとどまらず、いわゆる内科的所見「レポジトリー」も含んでいる。JRAによると、レポジトリーとは

セリ上場馬の「四肢レントゲン像」や「咽喉頭部内視鏡像」などの医療情報を予め購買者に公開するシステム

であり、日本では2006年のセレクトセールから始まり、徐々に普及してきたとのこと。

今回オーナーさんが依頼した牧場関係者によれば、その牡馬のレポジトリーにも少し気になる点があったそうで、ひとつは「ノド」に関して、もうひとつは「骨」に関することであり、お薦めはしないという結論をいただいたそうだ。

ゆえにセリ当日もその牡馬は一度主取りとなり、その後再上場で買われていったが、私の中にやはりデータでは図りきれないセリの難しさ、プロの目の確かさ、安心感といった様々な感情が渦巻いたことは確かだ。

それら2頭を含め、オーナーさんには6頭を推奨したが、その他にも「主取りになった」微妙な馬もいた。もちろん競り合う=プロが評価した=価格が高くなる、だから今後もその辺のさじ加減がいっそう難しくなるだろう。

初期にお世話になった別の某オーナーさんがいつもこうおっしゃっていた。「いい馬は放っておいても売れるよ。売れそうにない馬をどうするかだ」と。この言葉の本当の意味が少しわかった気がした。走ることを隠しながら売れない馬など、セリではそうそう存在するものではないのだ。

めげずにサマーセール2022にも挑戦するよ

そうはいってもドルメロ式でいい馬を探そうプロジェクトはまだまだ緒に就いたばかり。1回や2回のスルーでめげてはいられないし、ダイヤの原石はきっといるの精神で、今度はサマーセール2022の準備を始めている。

サマーセールは価格帯からいってもいよいよ手が届きやすい馬たちの集団だ。今年の南関2歳戦は軒並みサマーセール出身馬たちのデビュー会場と化していたし、しかもその新馬勝ち馬最低価格が驚きの110万円スタートという破天荒ぶり。間違いなく選び甲斐のある1300頭だ。

……え? いま1300頭って言ったよね。そう確かに選び甲斐はあるかもしれないが、何しろ今度のサマーセールは母集団数が一気に4ケタ、1300頭まで跳ね上がる。オーナーさんのご心配もひとしおで「どうしようか。どうやって絞ったらいい? いくらドルメロさんでも大変だよ、これは」そのとおり、どんな馬好きYouTuberでも1300頭との格闘では何かしら自分の武器を持たなければ、大海にこぎ出したまま戻ってこれない船と化す。

そこで私の立てた第1次戦略はこうだ。

理由があって安くなりそうな馬はとりあえず避ける

つまり、安い理由はここにあると素人でもわかる馬は、ひとまず除外してしまおうという作戦だ。

1次除外ファクターはこの5つ。

①欧・米芝系の父
②12歳の母まで
③16歳の父まで
④母の6番仔まで
⑤空胎後、流産後、イベントなし初仔も

このうちわかりにくいのは①と⑤かもしれない。

①の欧・米芝系の父産駒は、とくに日本では月のサイクルが表で母からのスピードが乗らないと走ってこない馬が多いと思うからだ。月のサイクルの判定は私も間違える可能性がある。一度間違えるとその形がサンデー系やシアトルスルー系でもない限り、リカバリーは効きにくいしね。

⑤の空胎後、流産後などは、種付けイベントの有無がまったくわからないことが理由だ。実際には私も空胎後産駒の良さは認めているが、配合のリセット効果が強すぎると、この仔は何がよくて走った馬なのかいまいち判断しにくい。それは空胎後の薬剤生まれでも、流産後でも十分走れる馬がいるからで、逆にこれらを候補に残してしまうと「本当にドルメロの信じる自然派馬を入手していない」ケースも出てくるだろう。

それではプロジェクト的に何の意味もないし、また候補馬の数がいつまでたっても3ケタを割らない…。

幸いなことに、この5つのファクターで試しにまず100頭を選別したところ、約20頭が残った。ということは1300頭からは250〜260頭程度が残る計算なので、これならセレクションセールと同じ規模に落ち着く。

基本的にこの方向性でいくことを昨日オーナーさんにも了承していただいたので、今週いっぱいかけてまず200頭を選びたいと思っている。そこから第2次ファクターとして、サンデークロスのある馬、基礎体力のない馬、現役時何十戦もしている母などをさらに除外すれば、いよいよ100頭を切ってくるだろう。

真の勝負は、そこからである。

PayPay夏祭り中です

ただいまウインRC2022、セレクト&セレクションセールのデータ販売中です。

さらに今はPayPayの夏祭り中だそうで、PayPayジャンボとか特典たくさんあるそうなので、STOREから「お支払いにPayPay使うように宣伝してくれ」って告知が来てました。なので私のショップに初めてバナー広告出てます。

ショップでもPayPay残高払いの方、けっこういてますよ。2割くらいいるかな。代わりにクレカの比率が落ちてきてますね。これも時代の流れやね。

そうそう今年はキャロットの発売日が早まる予定(8月28日頃のつもり)なので、ちょうどPayPay祭りの最終日にも間に合いそうですね。よかったらこれを機にPayPay使てや〜、CM料は一切もろてないけどな〜。PayPay銀行にはお世話になってますけどね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です