引き続き日曜の新馬戦から有力馬をピックアップしていきます。
場所は移りまして、京都と新潟になります。
▼日曜京都5R 芝1800
出てきた馬の種牡馬がディープ、オルフェ、カナロアに偏り、いかにも素質馬揃いに見えるが、胸を張ってOK判定と言いきれる馬は少ない。
軸は武豊騎乗のワールドプレミア(牡・父ディープインパクト)とした。
母マンデラの仔はすでにセールやクラブでもおなじみで、09年生まれの全兄がダービー1番人気(4着)のワールドエース。
小柄だったがスピードは相当で、復帰後マイラーズCの超レコード勝ちこそあの馬の真骨頂ではなかったか。
あとに控える全弟2頭のうち、来年出てくるはずのマンデラの17はちょい怪しいが、逆に今年のこの仔は上で走ってもいい素材と思う。
この2頭の走りでファミリーの繁殖サイクルがどちらかにきちんと固定できる感じで、けっこう楽しみ。
相手は同じディープインパクト産駒でも、母方のサドラー色が強いディープサドラーズ(名前までそのまま)とする。
これはワールドプレミアと全くタイプが違い、スタミナや力強さが前面に出る馬。
判定はぎりBAD5日。
芝では今後ライバルに切れ負けするかもしれないが、初戦なら簡単に交わされるような馬も少なかろう。
人気も人気だし、この2頭以外は手を出さないことにする。
◎ワールドプレミア
○ディープサドラーズ
▼日曜新潟5R 芝1600
裏開催の新潟は2歳の未勝利戦がたくさん行われ、これまでにご紹介して負けていた馬がポツポツと勝ち上がっているので、よかったらチェックしてみてください。
さてここはぜひ走ってほしい馬がいて、それが14番のトロシュナ(牝・父スクリーンヒーロー)。
こちらの母スーヴェニアギフトもセール、クラブ界隈では人気の母で、全くといっていいほどクズが出ない繁殖。
しかも出てくるこどもたちのタイプがさまざまで、1口出資すれば2倍楽しめる!
本馬はといえば、父スクリーンヒーローは絶賛劣性期中なので、母父Souvenir Copyの母Dancing Tribute(1986)が優先祖先に。(ちなみにSouvenir Copyの父ミスプロはゼロ活性!)
Dancing Tributeはマイラーというよりスプリンターに近い芝の快足牝馬で、英6ハロンのG1で2着するなど、底を見せないまま引退。
日本で走ったシェイクハンド(牝・父ミスプロ・1992)は彼女の2番仔として生まれ、NZT4歳S(当時)を勝った。
うわさ?ではちょい体が小さいとのことだが、パドックで見て全体のバランスさえ整っていれば少し厚めに買ってみたい。
相手はもうどれも一緒みたいなもんだが(ひどい)、OK判定&応援の意味も込めて10番のテイエムハツユメ(牝・父サムライハート)のデキだけは確かめておきたい。
この馬の牝系の素晴らしさといったら他になく、来週どこかで熱くご紹介する予定だが、基礎体力69★、優先祖先サーゲイロード系だから芝のスピード勝負はもってこい。
あとは馬体の形、だけ。
そうそう、菜七子ちゃん騎乗の3番ムーランブラン(牝・父クロフネ)もけっこうチャンスありですよ〜(ぎりBAD8日判定)。
母系のサンデーが強く、芝のマイルは条件ピッタリ。
これに大穴でクリノカリビアン(牝・父ジャンポケ・2代母ぎりBAD6日判定)までパドックを見たいが、結局買うのはトロシュナの単複なんだと思う。
◎トロシュナ
○テイエムハツユメ
▲ムーランブラン
△クリノカリビアン