▼ユニオンオーナーズクラブ2019　1歳馬最速解説　関西牝馬・牡馬編（No.16〜28）

ディープインパクトの死は本当に残念でした。いちおう過去にディープインパクトの後継問題について記事は書きましたが、あらためて動画にもまとめておきたいと思っています。

フェデリコ・テシオの血統理論がよみがえる
YouTube【　ドルメロの魔術師チャンネル　】

絶賛解説中！ご視聴ありがとうございます。

※最速解説のトリセツ2019（必読）

（1）前年同様、判定はOK、ぎりBAD、ぎりOK、？の4つに分類し、かつこの順に走る可能性が高いとみる

（2）？はBAD判定に加え、難解な判定のため見送った馬を含む。よって？の全部がBADではない

（3）今年は筆者からのオススメ、5つ星付けなどは一切しない（もちろん馬の長所を褒めることはたくさんある）

（4）記載データの写し誤り等が必ずあるので、正確な情報はクラブのHP等で確認のこと。あくまで18年度産駒の判定、分析を主とする

（5）現時点で筆者は実馬を一切目にしていない。判定は机上の計算と写真、動画を参考にした程度であることをご了解いただきたい

（6）この判定に沿って読者が指名、出資されたために起きた損害等について、筆者は一切の責任を負わない。この特集を読まれた方はそれらを全て理解した上で活用されたい

◆

ユニオンオーナーズクラブ2019　1歳馬最速解説　関西牝馬・牡馬編（3）

・募集番号　
・母馬名の18（性別）
・父馬名
・判定
・直前の兄弟との誕生日差（プラスの馬を推奨）
・何番目の仔か
　※17年産の評価はなし

▼関西牝馬▼

16　リヴァプールの18（牝）

　父　キンシャサノキセキ
　→ぎりOK0日
　−18日　10番仔
　残60口未満

【　優先祖先　】　ダンスインザダーク
【　基礎体力　】　47

誕生日大幅マイナスとサンデー、Northern Dancerの強いクロスがあって見送り。

しかしこの仔、本当にクラブが言うような短距離馬でしょうかねぇ。

17　マドレボニータの18（牝）

　父　キズナ
　→ぎりBAD5日
　+2か月　6番仔
　残80口未満

【　優先祖先　】　母マドレボニータ〜Caro（1967）　芝マイル〜
【　基礎体力　】　69

このきょうだい全てに言えることですが、Northern Dancerクロスが多くてみな血のコンプレックスにハマっている感じがします。

兄のミッキースワローは私もブログで早くから目を付けていた1頭で、持っているものは間違いなくG1級と思いますが、配合面では確かに物足りない。善戦マンの匂いがプンプン。

17年産にスワローの全弟がいますが、その年の父トーセンホマレボシは活性値7でNorthern Dancerの高活性に拍車がかかり、さらに心配。

実は19年産も父トーセンホマレボシでその仔はクロス弊害弱まる期待のミニマム期産駒でしたが、残念ながら不受胎でした。

母マドレボニータにはもうちょい気の利いた相手がいると思いますが、それは本馬の父キズナでもなさそうです。やっぱりクロス多いよね。
動画でもちょいちょいウルサそうな雰囲気。ハミをカツカツしたりとかね。

母は少し仔出しが悪いので、ピンポイントの配合論を応用しにくい繁殖だとはいえます。

19　バーバラの18（牝）

　父　ロードカナロア
　→ぎりOK6日
　初仔
　残40口未満

【　優先祖先　】　Mountain Flower（1964）　芝マイル
【　基礎体力　】　☆69

母バーバラは母父ディープインパクトが優先で、その通りの小柄な馬体にスピードを秘めたピリリと辛い系のスプリンターでした。

父ロードカナロアは劣性期中なので、本馬は当然母似で小さくても納得。

代わりにミスプロの父側活性値が0.75×0.5×1.5×0.25＝0.141＞0.125で、あともうちょいで弊害消えるところまで薄まっています。ワンチャン悪さしないかも。

でもNorthern Dancerクロスは残ります。

母はミスプロやNorthern Dancerが若い世代にむき出しになっている繁殖なので、配合には気をつかわないと宝の持ち腐れになりかねません。
19年産の父ルーラーシップも同じこと。

短距離系なら父ドレフォンはミスプロゼロ活性の可能性があるので、いいお相手かもね。

あの小さなバーバラの初仔ですから、MAX活性産駒だけど1年様子は見たいですね。

▼関西牡馬▼

22　エアパスカルの18（牡）

　父　ミッキーアイル
　→OK
　+20日　5番仔

【　優先祖先　】　母エアパスカル
【　基礎体力　】　63

父ミッキーアイルは祖父ディープインパクトのMAX活性産駒ですから、サンデーの活性値が相当高いところへ母にもサンデーがある配合ってことで…（察し）。

母エアパスカルはこんなに産駒が走らない繁殖だと思わないのですが、いちおうStorm Catが強い馬だとは申し上げておきます。

反対に17年産の父クロフネや19年産のエピファネイアは配合はとてもいいけれど判定が？っぽいです。難しいですね。

23　ジャジャマーチャンの18（牡）

　父　モーリス
　→OK
　−20日　6番仔
　満口

【　優先祖先　】　モーリス
【　基礎体力　】　34

うーん、深いマイナス誕生日に基礎体力34では狙い切れないです。
満口なのかぁ、そうなのか。

28　スマッシュの18（牡）

　父　マジェスティックウォリアー
　→ぎりOK1日
　−1日　4番仔

【　優先祖先　】　Pilot Bird（牝・1983）　芝中
【　基礎体力　】　84

馬体に白いものが全くないので、ひと目「キンカメ系だな」とわかる出で立ち。

母スマッシュはキンカメのMAX活性産駒で、かつキンカメが優先。
競走ではその形を活かせませんでしたが、すぐに産駒モルフェオルフェ（父オルフェーヴルだけどこの仔も白いところ全くなしの鹿毛馬）を出して、キンカメ系を裏付けています。

その姉モルフェオルフェがマイル芝を勝ち上がったのに今は千二の馬になってしまったのは、サンデーの3×3強クロスのせいかも。

本馬はサンデークロスこそありませんが、ミスプロクロスは生きており、活躍の成否はこれ次第になるでしょう。

歩様がスムーズで軽く、芝も十分イケそう。
ひづめが立っている気がするので、重馬場やダートも得意かも。
カタログは距離マイルとしていますが、もうちょいこなしてもいい。
活躍の場は意外と広いです。

なによりクラブ馬に必要な基礎体力が84と鬼の部類。
4系統もネアルコ系、ミスプロ系とネアルコの切れたTurn‐to系が2本で、そんなに悪くない。

ミスプロクロスと新規開業厩舎の手腕次第でドキドキですが、掘り出し物の可能性もあります。

◆

18　ラーナックの18　→？

20　スズカエルマンボの18　→？

21　フレンチサマーの18　→？

24　サイタの18　→？

25　フリーバードの18　→？

26　ブライトエルフの18　→？

27　ワンダーフィリーの18　→？